シェイクキャンセラーフィルター

概要

シェイクキャンセラーフィルターは、手ぶれ画像を簡単に幅広く補正できるフィルターで非常に高い確率で強力・高品位な補正結果を得ることができます。

フィルターが画像を精密に解析して自動的に手ぶれ状態を把握しますので、初期設定のままで典型的な手ぶれ画像を効果的に補正できます 激しい手ぶれ画像の場合の補正後の画質には限界がありますが、また補正の困難度合いはぶれ幅だけでは決まりませんが、20ピクセル程度の幅(手ぶれの状態によっては30ピクセル幅程度まで)の激しい手ぶれに対しても補正(緩和)効果が得られ、それほど激しくはない手ぶれ画像に対してはより高品位な補正結果を得られます。

またシェイクキャンセラーフィルターでは、手ぶれとピンぼけが複合した画像を補正することはできません(フィットフォーカスフィルターをご利用下さい)。被写体にピントが合った画像でも、デジタル一眼レフカメラに単焦点レンズや大口径レンズを装着して絞り解放気味で撮影した画像など、ピントの合っている範囲が狭い画像では、手ぶれ状態の解析が十分に行えず、適切な補正結果を得られないことがあります。 また夜景などで点光源が軌跡をひいているような場合、シェイクキャンセラーフィルターでは一般に点光源の軌跡が十分に消えません(手ぶれ軌跡補正フィルターをご利用下さい)。

サンプル画像については、ご案内のシェイクキャンセラーフィルターのページをご覧下さい。



標準パラメーター

シェイクキャンセラーフィルターは多くの場合、初期値のまま実行しても効果が得られます。

しかし微妙な手ぶれや激しい手ぶれに画像に対しては、手ぶれ検出感度を指定するとより効率的に補正が行えますので、その設定は標準パラメーターダイアログボックスに用意してあります。

通常はこれら標準パラメーターダイアログボックスの選択肢を選ぶだけ十分です。



パラメーター

効果・シャープネス・手ぶれ検出感度の3このパラメーターがありますが、最も重要なパラメーターは手ぶれ検出感度です。



効果

補正を施す強さを指定します。 100 が初期値(標準的な値)です。

このパラメーターは、元画像に補正効果を施す強さを決めるだけなので、たとえば手ぶれの程度(幅)の補正が足りないときに、効果の指定値を大きくして再実行しても、より広い幅の手ぶれの補正が行われるわけではありません。

シャープネス

シェイクキャンセラーフィルターが解析した手ぶれ状態に応じた(即ち、後から更に施すことのできない)処理で、シャープネスを補完します。

僅かに手ぶれした画像の場合シャープネスの指定によってあまり大きな差は生じませんが、一般的に激しく手ぶれした画像に対してシャープネスを強く指定すると効果的です。 但しシャープネスの値を大きく指定すると、稀に補正結果に縁取りが生じる場合がありますので、そのような場合には指定値を抑制して下さい。

  元画像   シェイクキャンセラーフィルター処理後
シャープネス 0
  シェイクキャンセラーフィルター処理後
シャープネス 100
  シェイクキャンセラーフィルター処理後
シャープネス 200
 
         

手ぶれ検出感度

シェイクキャンセラーフィルターが、手ぶれ画像から手ぶれ状態を自動解析するとき、画像から得られる特徴を手ぶれと認識する敏感さを指定します。解析時に手ぶれ状態が明らかな画像に対しては、手ぶれ検出感度によって補正結果に違いは生じません。



  元画像   シェイクキャンセラーフィルター処理後
手ぶれ検出感度 低
 
     
  微妙な手ぶれの画像や、浅い被写界深度の写真では、
手ぶれ検出感度を低にした方が良い。
 


  元画像   シェイクキャンセラーフィルター処理後
手ぶれ検出感度 高
  同じ設定でもう一度
シェイクキャンセラーフィルターを施した
 
       
  激しい手ぶれを積極的に捉えるには、手ぶれ検出感度を高にした方が良い。
本来の用途ではないが、ときには二度シェイクキャンセラーフィルターを施すと取りきれなかった手ぶれの影響を更に緩和できることがある。
 




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