階調・色調補正

概要

画像のコントラストや明るさ、色調・彩度などを補正するためのフィルターで、ヒストグラム補正・トーンカーブ補正・明るさ補正・色調補正・彩度補正の、5つの機能が含まれています。 なお、「ヒストグラム補正」は「レベル補正」と呼ばれることもあります。 「明るさ補正」も「ガンマ補正」と呼ばれるものと同じです。

また階調というのは、明るさやコントラストなどを含めた画像の濃淡の状態が、デジタルデータにどのように表現されているかを総合的に指す言葉です。 JPEG や BMP ファイルの場合、RGB各8ビットの256階調というような使われ方もします(256×256×256=約17万色)。

ピンぼけ・手ぶれレスキューの階調・色調補正機能は、ヒストグラム補正・トーンカーブ補正・明るさ補正の各機能が主に階調を扱います。 必要に応じて大き目のグラフを用いて補正を行うことが出来ますので、容易に思い通りの操作ができます。

色調補正・彩度補正機能は、主に色調を扱います。 従来は色被りした画像の色調を整えるのは困難な作業でした。 また、自動色調補正機能がレタッチソフトに用意されている場合でも人間の期待する自然な色調が得られることは少なく、レタッチが難しいと言われる大きな一因となっていました。 ピンぼけ・手ぶれレスキューの色調補正機能では、感覚にあった方法で色調の調整が出来ますので、ほとんどの画像でとても簡単に自然な色調を得ることができます。

また、これら5つの機能で指定した補正内容を、ピンぼけ・手ぶれレスキューでは常に一気に高速かつ高精度(RGB各64ビット)で処理しますので、中途段階で画質を損なうことがありません。 最終的に決定ボタンをクリックするまで、5つの機能に対する微調整を繰り返し行っても安心です。



標準パラメーター

典型的な色被りの除去を2通り、コントラストを高める方法を2通り用意してあります。

色被りの除去では、画像にあわせて色調補正の補正角度と補正強度を調整してみて下さい。

画像のコントラストを高めるためには、最初はヒストグラム補正による選択枝の方が簡単でしょう。 下限と上限の値を調整するとコントラストが変わるばかりでなく、階調の総合的なバランスが変わることに注目して下さい。 なお詳しくは、「ヒストグラム補正」および「トーンカーブ補正」の解説ページを参照して下さい。



使用時のコツ

コントロールパネル拡大

「階調・色調補正」の見出し左側の三角印を左クリックすると、コントロールパネルを拡大したり戻したりできます。 トーンカーブ補正やヒストグラム補正で調整を行うときに、コントロールパネルを拡大して大きなグラフを表示させると微妙な指定を楽にできるようになります。

機能チェックボックス

ヒストグラム補正・トーンカーブ補正・色調補正・明るさ補正・彩度補正の5つの機能には、それぞれに機能を働かせるかどうかを切り替えるチェックボックスが付いています。 このチェックボックスを使えば、指定したパラメーターの値などを保ったまま機能を働かないようにして、その結果のプレビューを確認することが出来ます。

複数の機能に対して繰り返し調整を行う場合に、たとえば「この状態でトーンカーブ補正を止めたらどうなるか?」というようなことを確認するのに便利です。

処理手順

ピンぼけ・手ぶれレスキューの階調・色調補正では、内部的には常に以下の順に(なにか指定が行われている機能のみ)処理が行われます。

これは、操作の順序とは関係ありません。

どのような順で操作を行っても、繰り返し微調整を行っても、内部的には常にこの順序で処理が行われます。 通常はこのことを意識する必要はありませんが、極端なレタッチを行う場合には、内部的処理順序を知っておいた方が良いことがあるかもしれません。

なお、彩度補正機能は他の機能に比べて計算量が多いため、彩度補正の機能チェックボックスがチェックされていて彩度の指定値がゼロでない場合には、それ以外の場合より多少処理時間を要します。 もし処理時間が気になる場合には、彩度調整機能は最後に操作すると良いかもしれません。

また、ヒストグラム補正やトーンカーブ補正は明るさや彩度にも影響を与えやすいので、通常はそれらから先に調整した方が要領よくレタッチできる場合が多いでしょう。



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