階調・色調補正 - 色調補正

概要

画像の色調を調整します。

主に、色被りした画像を自然な色調に整えるために使用しますが、グレイスケールで変換したモノクロ画像をセピア調などに加工するためにも使用できます。



パラメーター

色調補正のパラメーターは「色調・階調・明るさ」タブの上側、色調補正方法・補正角度・補正強度の3つです。



色調補正方法

明度尊重と輝度尊重のモードの選択です。

明度尊重モードではRGBを対等に扱います。
輝度尊重モードではグレーの輝度を保存するバランスにより、緑(G)に対して弱く、青(B)に対して強く働きます。

輝度尊重モードは、ピンぼけ・手ぶれレスキュー独自の発明で、デジカメで撮影した一般的な画像の色被りを補正するために極めて有効なRGBの調整バランスを得られます。 通常は「輝度尊重」モードでの使用を、強くお勧めします。

補正角度

色調を調整する色の向きを指定します。 色調補正機能は、ここで指定した色の要素を強め、逆側(補色)の色の要素を弱めます。

円形のスライダーはHSV方式やHLS方式の 360 度の色相を指定するもので、上向きが赤です。

従いまして、画像の色被りを補正する場合には、円形スライダーのつまみを、その画像に被っている色の反対側(補色の方向)にあわせます。

補正強度

色調補正方法に基づいて、補正角度へ向けて色調を調整する、調整の度合いを指定します。

使用時のコツ

普通の人は普段意識しないことですが、人間の視覚には、脳による無意識・自動の色調補正が働いています。

もし、晴天日中の太陽光の下での白い物の色を白とするなら、室内光の下で同じ物は色が付いて見えても良いところですが、光に余程強い色が付いているのでなければ、白い物はやはり白いと認識します。

多くのデジカメにはオートホワイトバランス機能が付いていますが、オートホワイトバランス機能の理想は、人間の脳の無意識・自動の色調補正と同じ補正を行うことでしょう。 しかし、人間の視覚に働く無意識・自動の色調補正は総合的なものであり、オートホワイトバランス機能がそれを完全に真似ることは不可能です。 そのようなわけで、色被りをした画像というのはどうしても生まれるものです。

この、人間の視覚の色調補正は、実はモニタやプリントで画像を見るときにも働いています。 そのせいか、軽く色被りした画像では、色被りになかなか気づきにくいものです。 ところが、正しく補正して比べてみると、どちらが正しい色か一目瞭然となることが多いようです。 また、正しく補正した画像の方がもちろん綺麗に見えるものです。 ところが、場合によっては光の色をある程度は感じさせた方が良い場合もあり、その判断は人間にしかできません。

そこで、色調補正を行う場合、色が被っているのかどうか判断がつきにくいような場合は、とりあえず補正を試みてみることをお勧めします。

その場合(補正すべき色の方向を見て判断がつかない場合)、補正強度を 3 くらいにして、補正角度を 60 度程度づつ変えてみて下さい。 不適切な方向を向いていれば、その方向が違うことは明らかにわかることと思います。 そのようにすると、適切な補正方向が 90〜120 度程度の範囲に絞れます。 また、補正強度も 3 では弱すぎるのか強すぎるのかも判断できるかもしれません。

補正強度が足りないようなら少し強くしてみます。 補正強度が強すぎるようなら少し弱くしてみます。 そして、見当をつけた角度の範囲に対して、今度はもう少し細かい刻みで角度を調整してみて下さい。 あとは納得するまで同じことを繰り返すだけです。



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