部分的効果(レタッチブラシ)

部分的効果(レタッチブラシ)の利用

フィルター画面から部分ボタンを操作すると、部分的効果(レタッチブラシ)画面が表示され、フィルター効果を画面の一部にのみ適用することができます。 ピンぼけ・手ぶれレスキューのすべてのフィルターから部分的効果(レタッチブラシ)を利用できます。 また、どのフィルターから利用する場合でも、部分的効果(レタッチブラシ)機能の操作や動作は共通です。

この例では、女性の顔が暗く、また色被りもしているため(左上が元画像)、階調・色調補正機能でヒストグラム補正・明るさ補正・色調補正などを施しました(左下の画像/フィルター処理済)。

ここでは、背景などの雰囲気を変えずに、女性の肌の色だけに階調・色調補正の結果を部分的に施しました(右上の画像/部分的効果の結果)。

フィルター効果を画像の一部にだけ適用するためにはブラシ操作を用いますが、ピンぼけ・手ぶれレスキューではブラシの軌跡を、施す効果の強さに応じて明瞭に表示することもできます(右下の画像/効果画面)。

ブラシ操作は、マウスの左ドラッグで画像の該当部分に効果を適用、右ドラッグ操作で効果を解除というのが基本的な操作方法です。 また、画像全域に効果を適用(または解除)するボタンや、適用・解除に相当する効果の強さを調整することもできます。



次のこの例では、画像の一部に効果を適用するというより、画像の一部に効果を適用しない(部分的に効果を削り取る)ものです。

この利用例については、フィットフォーカスフィルターの解説(の最後の部分)で具体的に説明していますので、適宜参考にして下さい。



またこちらの例は、ブラシ操作は用いず、画像全域に効果を適用する(「全域効果」ボタン)機能と、効果を適用する強さを調整する(上限効果の「効果の調整」)機能のみを利用して、フィルター処理で得られた効果の強さを、部分的効果(レタッチブラシ)機能によって改めて調整している。

左側が元画像で、暗く色被りしている。

これを階調・色調補正機能で(色調補正・明るさ補正・トーンカーブを用いて)補正したのが中央の画像。

更に「上限効果」にチェックを行い、「効果の調整」に 150(初期値は 100)を指定して5割り増しに効果を強めたのが右の画像。

※ スクリーンショットの分かり易さのため、階調・色調補正の例を挙げていますが、どのフィルターでも同じです。



表示画像

表示指定ボタンは、選ばれている効果元画像によって以下のように並びます。







初期ボタンは、ファイルなどから読み込まれた初期画像を表示します。

元画像ボタンは、該当のフィルター処理が行われる直前の、元画像を表示します。

結果ボタンは、部分的効果(レタッチブラシ)処理を施している、現在結果(状態)を表示します。

処理済暫定1暫定2ボタンは、部分的効果(レタッチブラシ)処理で効果元とする画像を表示します。 コントロールパネルの、効果元画像の指定状態によって、どのボタンが表示されるかが切り替わります。

効果ボタンは、部分的効果(レタッチブラシ)処理で指定された効果の範囲と強さ(ブラシ軌跡など)を、色で表現して明瞭に表します。

部分的効果(レタッチブラシ)の操作

マウス操作

結果または効果画面の上で、マウスを左または右ドラッグ操作すると、結果に効果元画像の効果が適用または解除されます。

左ドラッグ操作は、上限効果に指定された百分率(効果の調整がチェックされていない場合には 100)に従って、結果画像に対し効果元画像を反映します。 上限効果指定値以上の比率で既に効果が適用されている部分では、更に効果が適用されることはありません。

右ドラッグ操作は、下限効果に指定された百分率(効果の調整がチェックされていない場合には 100)に従って、結果画像から効果元画像の適用を解除します。 下限効果指定値以下の比率で効果が適用されている部分では、更に効果が解除されることはありません。

但し、元と異なる効果元画像を、左または右ドラッグ操作で適用または解除する場合には、上・下限効果の指定値そのものの比率で新たな効果元画像を適用または解除します。

なお、初期元画像処理済暫定1暫定2画面の上での左ドラッグ操作は画面がスクロールします(右ドラッグ操作では何もしません)。

効果元画像

左または右ドラッグ操作により、結果画像に対して適用または解除する効果の元となる画像を選択します。

初期状態の処理済は、部分的効果(レタッチブラシ)機能に入る直前に実行されたフィルター効果です。 暫定1暫定2に画像が保留されている場合には、随時それらの画像を効果元に選択することができます。

上限効果

左ドラッグ操作により、結果画像に効果(効果元画像)を適用するときの、適用率を指定します(百分率で 0〜200)。 効果の調整をチェックしていない状態で上限効果は 100 となり、このとき左ドラッグ操作は、結果画像に対する効果元画像の部分的コピーを意味します。

下限効果

右ドラッグ操作により、結果画像から効果(効果元画像)を適用解除するときの、適用率を指定します(百分率で -100〜100)。 効果の調整をチェックしていない状態で下限効果は 0 となり、このとき左ドラッグ操作は、結果画像に対する元画像(効果元画像ではない)の部分的コピーを意味します。

ブラシの種類

左または右ドラッグ操作により、結果画像に対して効果元画像を適用または解除する、影響範囲の大きさを選択します。 画像のそのときの表示倍率に従い、ボタン内に描かれるブラシのサイズが調整されます(現在の画像の表示倍率に応じて、ボタン内のブラシの大きさが影響範囲の大きさを示しています)。

左列のボタンのブラシを用いると、左または右ドラッグ操作により、影響範囲内で均一な上限または下限の効果を適用または解除できます。

右列のボタンのブラシを用いると、左または右ドラッグ操作により、影響範囲内の中央部で上限または下限の効果を適用または解除し、影響範囲の周辺部では結果画像に対する影響は弱められます。 ブラシ操作で画像の特定部分に効果を施すとき、その境界部をぼかす(境界部分で効果を自然に馴染ませる)のに適しています。

全域上限ボタン

結果画像全域に、上限効果の指定に応じて効果元画像を適用します。

上限効果の効果の調整がチェックされていないときや上限効果に 100 が指定されている場合、結果画像は効果元画像と同じ内容になります。

全域下限ボタン

結果画像全域に、下限効果の指定に応じて効果元画像を適用します。

下限効果の効果の調整がチェックされていないときや下限効果に 0 が指定されている場合、結果画像は元画像と同じ内容になります。

ブラシ操作の元に戻す(アンドゥ)・やり直す(リドゥ)

元に戻す(アンドゥ)では、ブラシ操作(一連のマウスドラッグ操作)を8回遡ることができます。 但し、全域上限・全域下限の操作以前に遡ることはできません。 繰り返し操作すると最後(8回目)には、初期または全域上限・全域下限を行ったときの状態に戻ります。

やり直す(リドゥ)は、アンドゥで遡ったブラシ操作(一連のマウスドラッグ操作)を順々にやり直します。





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